カテゴリー: AR事例

【ARデバイス】近未来ARが大集合!!

昨今、AR技術を搭載したスマートフォンカメラによるアプリケーションが多くリリースされています。そんな中、世界のテクノロジー大手企業が格の違いを見せつけるかのように、AR技術を駆使した新製品を開発しています。Microsoft、Magic Leap、そしてSonyが開発中のARに関するデバイスの映像を、それぞれをご紹介します。

Microsoft社『HoloLends』

Magic Leap社

Sony社『SmartEyeGlass』

どれも最先端でとてもクール、まるでSF映画の中にいるようです。我々の手元に届く日がいつになるかはわかりませんが、もしかしたら、iPhoneが登場した時のように、生活習慣がガラリと変わることがあるかもしれません。

【歴史AR】過去にタイムスリップできるAR体験

Metaio社とTimetraveler Augmented社が昨年発表した『Timetraveler』というアプリケーションを紹介します。

このアプリケーションは、ユーザーがスマートフォンやタブレットをベルリンの壁にかざすと、AR技術によってベルリンの壁に関する歴史的コンテンツを提供してくれます。実際に、遺跡の周りを歩いてみると、それぞれの場所に関連したAR情報が提供されるのです。

提供されるコンテンツは、当時のニュースや記録映画、破壊された場所の再建工事、冷戦時代のドイツの状況などです。

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(引用元:http://www.metaio.com/about/press/press-release/2014/augmented-reality-provides-window-into-the-past-with-berlin-wall-time-traveler-app/)

Timetravelerは、現在iOS版とAndroid版がリリースされており、GPSを利用してベルリンの主要な11箇所の遺跡の過去をユーザーに提供してくれます。

日本でも、京都のような歴史ある街の過去を、この技術を用いれば見せることができるのではないでしょうか。「わお!」と驚いている外国人観光客の顔が目に浮かびます…。

【業務支援AR】AR技術は、一般消費者向け商品だけじゃない!

ゲームや、スマートフォンアプリなど、一般消費者向けの製品に導入されている印象が強いAR技術ですが、大手メーカーがAR技術を用いて実証実験を行っている例もあります。

富士通や日立製作所がヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)やAR技術を、浄水場やプラントといった施設内設備の保守点検作業に活用しようとしています。なんと、このデバイスは、片方の眼で見られるディスプレーを搭載し、作業者の視点で映像を記録することができます。さらに、その現実の映像に、作業手段や行程の指示などの関連情報も重ねて表示することも可能です。

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(引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/032900209/?ST=iotnext&P=1)

富士通や日立製作所は、これらの映像をもとに作成した動画データを、教科書のような位置付けにしようと考えています。動画データによるe-ラーニング学習を用いて、新人教育の効率化を狙っています。

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(引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/032900209/?ST=iotnext&P=1)

一般消費者向け商品だけでなく、社会インフラ設備にまで最新ITは活用されています。我々の生活にどのような恩恵がもたらされるのか、期待に胸が膨らみますね。

【年賀状AR】ソニーのAR技術がスゴい!

ソニーが2015年用の年賀葉書に採用したARアプリケーションが、とてもクオリティが高いと話題になっています。ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社は、3D実写AR表現技術「Live Action AR」を用いたスマートフォン向けARアプリ作成サービスの提供を開始しており、2015年より日本郵便株式会社がこのサービスを採用しました。

さまざまなスマートフォン向けARアプリがリリースされる中、ここまでリアルで立体的に表現したものは、とても珍しいです。既存のAR技術では、3D CGか2Dの写真やビデオを表示する形式が基本的なもので、実写コンテンツを表示すると平面的で、リアリティに欠けてしまっていました。しかし、「LiveActoin AR」は、キャラクターをその場にいるかのような臨場感で実現することが可能になっています。

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(引用元:http://www.gizmodo.jp/2014/09/_ar_1.html)

さすがSONYと言わんばかりの製品です。今後、最先端のAR技術がどのように活用されていくのか、注目です。

【絵本AR】動く絵本 AR

先日、クラウドファインディングサービスKckstarterに『Goodnight Lad』という子供用AR絵本が登場しました。

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(引用元:http://thebridge.jp/2015/03/goodnight_lad)

『Goodnight Lad』は、5インチ四方サイズで全21ページのボードブックです。アプリケーションをインストールしたスマートフォンを通してみると、すべてのページが動きだす仕組みになっています。

この『Goodnight Lad』のすごい点は、絵本の開閉や傾きにあわせて、キャラクターが動く点です。

ちなみに、気になる絵本のストーリーですが、寝るのが嫌いな男の子が主人公のお話だそうです。発売は、2015年6月予定。

【AR×ゲーム×プロモーション】ARで翼を授ける?!

「Give you wings – 翼を授ける」のキャッチコピーで有名な、レッドブルエナジードリンク。そんなレッドブルもなんと、過去にAR技術を利用したコンテンツを配信していました!

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(引用元:http://www.redbull.com/jp/ja/games/stories/1331615097677/red-bull-ar-hunt-announce)

その名も『Red Bull AR HUNT』(レッドブル・エーアール・ハント)は、身の回りに隠されているバーチャルボックスを、アプリのARカメラを通して見つけ、エナジーバッチを集めるゲームです!

このゲームの魅力は、お宝の入手が「早いもの勝ち」になっている点。アプリ起動後、マップ画面でボックスの位置まで移動し、ARカメラでボックスを発見したら、とにかくタップ!しかし同時に、他のユーザーが同じボックスを開けようとしている可能性もあります。誰よりも早く開けて、お宝をゲットしないといけません。

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(引用元:http://www.redbull.com/jp/ja/games/stories/1331615097677/red-bull-ar-hunt-announce)

AR技術によって、現実世界とゲームの世界がシームレスに関わりあっています。
普段ゲームをしない人でも夢中になってしまいそうです!
商品プロモーションに使用して、話題を集めることもできそうです。

ARのゲームへの活用事例でした。

【カタログ AR】雑誌広告の注文や詳細情報の閲覧を簡単にしてくれるAR

アメリカのPixbiという会社から、ARを使って雑誌広告の効果を最大限に発揮できるアプリがでました!

最近、電子書籍タイプの雑誌広告は多くなってきていますが、まだまだ紙面で見たい人も多いはずですし、実際まだまだ沢山の雑誌広告が出されています。
電子書籍タイプであれば、広告にリンクが貼ってあったりと注文が楽ですが、
紙面ですと、電話番号やメールアドレスが書いてあり、自分で入力する必要があります。

結構手間に感じる方は意外と多いのではないでしょうか?
そこでこの「Pixbi」!
Pixbi.jpeg

出展: https://itunes.apple.com/us/app/pixbi/id934024577?mt=8

雑誌の欲しい商品のページをこのアプリでかざすと商品画像を読み取り、画像のように商品の横に℗のアイコンARが映し出されます。
それをスマホ上でタップすると、商品の詳細説明画面や、注文画面に移動させてくれます【画像下】。

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出展: https://itunes.apple.com/us/app/pixbi/id934024577?mt=8

これで、「欲しいけど電話するのめんどくさいから買うのやーめた」って人を逃すことはありません!

日本でも沢山の広告雑誌はあるので、今後このような方法でのAR活躍は増えていきそうですね!

Pixbiアプリ @ iTunesAppStore
Pixbiホームページ

【地域振興 AR】妖怪ARアプリリリース!

先日、大将軍商店街振興組合との共同開発した、「妖怪カメラ ~ 京都一条 大将軍商店街 妖怪ストリート」というARアプリをリリースしました!
妖怪ストリート表示画面

京都の一条通にあります、京都市上京区の大将軍商店街へ行ってこのアプリを起動します。(GPSで位置情報を取得してARを写しますので、位置情報取得を許可しておいてもらいます!)
すると、商店街の中にた~くさん妖怪がいることがわかります(笑)
妖怪ストリート妖怪出現画像

このアプリで妖怪を見つけながら大将軍商店街を歩き回りつつ、商店街を楽しんでいただくことができます。
このアプリには図鑑機能もついていますので、すべての妖怪を見つけ出しすまで歩き回る!という楽しみ方もしてもらえるでしょう。
大将軍商店街は普段もにぎわっていますが、イベントも多く開催されています。

夜行物語夜行童子.PNG

さらにこの夜行童子という妖怪ですが、この妖怪は特定のイベントの日にしか出現しません!
特定のイベント日にはアプリにも変化を起こして、客足を増やすことも可能です。

GPS機能とAR機能、二つの技術で消費者を楽しませつつ、足を運んでもらうということが可能な事例です。

京都一条 妖怪ストリート

【観光 AR】街歩きがもっと楽しく、もっと便利になるAR

街歩き AR

皆さん、観光等にはお出かけはしていますか?
でも、地図をみて準備万端で行ったつもりでも、実際行ってみるとなんか思ってたのと違って迷った…。
なんてことありませんか?

第34回医療情報学連合大会で発表されたARアプリは、外に出たときにこのように迷ったりすることを激減させてくれます!
このアプリは現在神戸ポートアイランド用に作られているのですが、ポートアイランドの町にかざすと、
その町の施設の外観やGPS情報を読み取って、施設の名前、観光名所の場所、トイレの場所、AEDの場所など観光に出たときに
必要なあらゆるものの場所をスマホの画面を通して町にの画像に重ねて表示してくれます!

これほどの処理を行うにはかなりのデータ容量が必要になり、端末の動作が重くなったりしそうですが、
webサーバ上でデータの保存や処理を行うことによって、動作を軽くしています。

よって、サービス利用者の使用端末のスペックはあまり気にせずにサービスを展開できます!

また、GPSのデータも活用することにより、施設全体を写せない場所でも、施設名等のデータの表示が可能です。

まだこれは試験段階であり、神戸ポートランドでしか実装されていませんが、全国でこのようなサービスが広がっていきそうです。
そのときにどのような展開を自社が行うのか、考えていく必要がありそうですね。

元記事

【ファンタジー AR】別世界へつながるAR

今日はまるで別世界に旅立つことができちゃうようなARアプリの紹介です。

このMetaio社の「6D Augmented Reality Holodeck」を起動したタブレットをかざして部屋の中を歩き回ってみてください!
部屋のあらゆるものを認識し、AR技術によってさまざまなものが投影されています。
そして、中世の井戸のある世界や、部屋の床がきれいな泉になるなど、まるで別世界のようにもなっちゃいます。

これは、部屋にあるものを学習し、それをもとに投影するということを同時かつ瞬時に行うアルゴリズムが実装されていることによって可能になっています。
このどこでもスキャンしてAR映像を投影する技術を6Dと呼んでいます。

何かを目印にしてARを表示させる技術だけでなく、この6D技術を導入したサービスを展開していくと、よりビジネスの幅が広がりそうですね。